清洲会議(幻冬舎文庫)

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三谷幸喜(著)

 

柴田勝家

感情的に真っ直ぐ考えるタイプ。純粋。お市のことが好き。

羽柴秀吉

才覚で戦乱の世を渡ってきた。人を欺き、腹芸を得意とする。野心家で天下人を目指す。

丹羽長秀

頭であれこれ考えるのが得意。柴田勝家を支えてきた。柴田と羽柴どちらに着くか悩む。

滝川一益

忍者出身の者。感情的なタイプだが、頭の回転は柴田勝家よりは上か。

明智光秀

織田信長を倒し、羽柴秀吉にやられる。

池田恒興

身の振り方がそこそこ出世してきた。損得勘定で動くタイプ。

前田利家

一本気な性格であるであり、聡明でもある。柴田勝家の与力で羽柴秀吉の親友。柴田勝家羽柴秀吉の対立に苦悩。

黒田官兵衛

羽柴秀吉の頭脳。謀略に長けている。

前田玄以

織田家の文官のリーダー的存在。有能。

堀秀政

成長株。全体的に優秀とされている。

秀吉の妻。昔のように秀吉と楽しく暮らしたい。

織田信雄

信長の次男。うつけもの。

織田信孝

信長の三男。織田家であることを誇りに思う。そこそこ優秀であるが、天下を取れるほどの器ではない。

織田信包

信長の弟。茶道にはまる。世捨て人。ニート

お市

信長の妹。羽柴秀吉が憎いほど大嫌い。そのために嫌いな柴田勝家と結婚するほど。

松姫

信忠の嫁。武田家の血筋を残したいと考える。地味に策略家。

三法師

信忠の息子。3歳。

名言

安心は人を愚かにし、不安は人を賢くする。

感想

人の心情主体の小説。羽柴秀吉がもっともらしい発言をすぐに言えるのが凄いなと思う。恥ずかしくも自分も才覚を用いて色々話してみたいと思ってしまったほどだ。少々物語としての動きが少ない気がしたが、面白かった。丹羽長秀前田利家が個人的に好き。